大分県では、社会福祉施設や医療機関、私立学校等が、エネルギー価格高騰下においても安定的にサービスを提供できる体制を構築するため、LED照明、エアコン、給湯機器などの省エネルギー設備の導入を支援する
「社会福祉施設等省エネ設備導入支援補助金」
の申請を受け付けています。
本補助金は、保育所、認定こども園、介護サービス事業所、障害福祉サービス事業所、訪問看護ステーション、病院、診療所、薬局、私立学校など、幅広い施設が対象となっています。
設備更新を検討されている社会福祉施設・医療機関等にとって、活用を検討したい補助制度です。
社会福祉施設等省エネ設備導入支援補助金とは
社会福祉施設等省エネ設備導入支援補助金は、エネルギー価格高騰による社会福祉施設等の負担を軽減し、安定的にサービスを提供できる体制を構築することを目的として、大分県内の対象施設が実施する省エネルギー設備の導入費用の一部を補助する制度です。
対象となる設備には、
LED照明、エアコン、給湯機器
などがあります。
申請期間
令和8年8月3日(月)~令和8年8月31日(月)
申請期間が比較的短いため、設備の導入を検討されている事業者・法人の方は、早めに準備を進めることをおすすめします。
対象となる施設
補助対象となるのは、大分県内の対象施設を運営する法人または個人です。
こども分野
- 保育所
- 認定こども園
- 施設型給付幼稚園
- 小規模保育事業者
- 事業所内保育事業者
- 病児保育施設
- 児童養護施設
- ファミリーホーム
- 児童心理治療施設
- 児童自立生活援助事業所
- 乳児院
- 母子生活支援施設
- 認可外保育施設
- 私学助成幼稚園
- 放課後児童クラブ
- 地域子育て支援拠点
高齢・障がい分野
- 入所系の介護サービス事業所
- 軽費老人ホーム
- 養護老人ホーム
- 障害福祉サービス施設・事業所
- 福祉ホーム
- 通所系の介護サービス事業所
- 地域生活支援事業所
- 訪問系の介護サービス事業所
- 障害福祉サービス事業所
- 訪問看護ステーション
- 相談支援サービス事業所 など
医療分野
- 病院
- 診療所(歯科を含む)
- 薬局
- 施術所(鍼灸マッサージ・柔道整復)
- 助産所
私立学校
- 私立小学校
- 私立中学校
- 私立高校
- 私立専修学校
- 私立大学
- 私立短期大学
- 各種学校
その他
- こども食堂
- 救護施設
- 授産施設
このように、福祉・介護分野だけでなく、医療機関や私立学校等まで幅広い施設が対象となっています。
補助対象外となる施設
次のいずれかに該当する施設は、補助対象外となります。
- 国または地方公共団体が実施主体となる施設
- 申請時に休止・廃止している施設、または休止・廃止を予定している施設
- 令和8年4月1日以降に新規開設した施設
また、大分県のFAQでは、
有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅は対象外
とされています。
補助対象となる設備
| 設備 | 主な要件 |
|---|---|
| 照明設備 | LED照明であること |
| エアコン | 省エネ基準達成率100%以上(目標年度2027年度または2029年度)であること |
| 給湯機器 | 省エネ基準達成率100%以上(目標年度2025年度)であること |
業務用エアコンなど、省エネ基準達成率が設定されていない設備については、施工業者の提案書等によって、現在使用している設備よりも高い省エネ効果が確認できることが要件となります。
FAQでは、業務用のビル用マルチエアコンやオフィスエアコンも対象になるとされています。
補助対象経費
対象設備の導入に必要となる次のような経費が補助対象となります。
- 設備・備品購入費
- 設置工事費
- 既存設備の撤去費用
- その他、県が必要と認める経費
設備の設置に伴う工事費だけでなく、
既存設備の撤去費用も補助対象
となります。
ただし、消費税及び地方消費税は補助対象外です。
また、他の補助制度によって同じ経費について補助を受ける場合、その部分については本補助金の補助対象経費から除外されます。
補助率・補助上限額
| 区分 | 通常枠 | 賃上げ枠 | ||
|---|---|---|---|---|
| 補助率 | 補助上限額 | 補助率 | 補助上限額 | |
| A区分 | 3/4 | 90万円 | 4/5 | 100万円 |
| B区分 | 3/4 | 150万円 | 4/5 | 160万円 |
| C区分 | 3/4 | 240万円 | 4/5 | 260万円 |
通常枠でも補助率は4分の3と高く、賃上げ枠を利用した場合には5分の4となります。
補助上限額は施設規模等によって異なり、
最大260万円
となっています。
施設規模による区分
| 区分 | 施設規模 |
|---|---|
| A区分 | 算定基準が29人以下、または算定基準の設定がない施設(病院・有床診療所を除く) |
| B区分 | 算定基準が30人以上49人以下、または有床診療所 |
| C区分 | 算定基準が50人以上、または病院 |
施設の種類によって、定員数・実員数など施設規模を判定する際の基準が異なりますので、申請前に確認が必要です。
賃上げ枠について
賃上げ枠を利用する場合、県への実績報告前の直近1か月分の給与・賃金等の総支給額が、申請前の直近1か月分と比較して
1.5%以上増加していること
が主な要件となります。
賃上げ枠では通常枠より補助率・補助上限額が引き上げられるため、要件を満たすことが見込まれる施設については活用を検討する価値があります。
申請時に必要となる主な書類
- 補助金交付申請書
- 事業計画書
- 見積書(2者以上)
- 導入する設備の省エネ基準達成率等が確認できる書類(エアコン・給湯設備の場合)
- 賃金増加率試算表(賃上げ枠の場合)
- 申請前の直近1か月の賃金台帳の写し(賃上げ枠の場合)
- 誓約書
- その他、県が必要と認める書類
特に注意したいのが、
2者以上から見積書を取得する必要がある
点です。
大分県のFAQでは、原則として、
同一製品について2者以上から見積書を取得
することとされています。
また、複数の見積書を取得した場合には、原則として
最も金額の低い事業者から購入する必要があります。
交付決定前に取得・契約した設備について
本補助金では、
令和8年6月26日以降に取得・契約した設備であれば、交付決定前であっても補助対象となる場合があります。
ただし、交付決定前に設備を購入・契約した場合でも、補助金の採択が保証されるわけではありません。
交付決定前に契約・購入する場合は、申請内容の審査結果等によって補助金を受けられない可能性があります。設備を先行して導入する場合は、制度の要件を十分確認することが重要です。
申請方法
申請にあたっては、交付申請書、事業計画書、見積書、省エネ性能を確認できる資料など、必要書類を準備する必要があります。
特に見積書は2者以上から取得する必要があるため、申請期限直前では準備が間に合わない可能性があります。
設備の導入を検討されている場合は、余裕を持って申請準備を開始することをおすすめします。
実績報告にも注意が必要です
補助事業完了後には、実績報告が必要です。
実績報告は、
事業完了若しくは廃止の承認を受けた日から30日を経過した日、または令和9年2月19日のいずれか早い日まで
に行う必要があります。
実績報告には、事業実績書、領収書・請求書の写し、完了写真などの提出が必要となります。
FAQでは、設備の納品や支払い、県への実績報告が令和9年2月19日に間に合わない場合、
補助金を受けることができない
とされています。
エアコンや給湯設備等については、製品によって納期が長くなる可能性もありますので、申請時点で設備業者に納期を確認しておくことが重要です。
申請前に確認しておきたいポイント
- 運営している施設が補助対象施設に該当するか
- 導入予定の設備が補助要件を満たしているか
- 原則として同一製品について2者以上から見積書を取得できるか
- 見積りの中で最も低い金額の事業者から購入できるか
- エアコンや給湯機器の省エネ性能を確認できる資料が用意できるか
- 令和9年2月19日までに納品・支払い・実績報告を完了できるか
- 賃上げ枠を利用する場合、賃上げ要件を満たせるか
申請を検討する場合は、単に設備が対象になるかだけでなく、見積書や納期、施設区分、賃上げ枠などを総合的に確認する必要があります。
ミセイ行政書士事務所にご相談ください
社会福祉施設等省エネ設備導入支援補助金は、補助率が高く、LED照明、エアコン、給湯設備など、施設運営に必要な設備更新に活用できる補助金です。
一方で、対象施設に該当するかどうかの確認、設備の省エネ性能の確認、2者以上の見積書取得、事業計画書の作成、賃上げ枠の判定など、申請前に確認しておくべき事項も少なくありません。
ミセイ行政書士事務所では、大分県内の事業者・法人の皆様を対象に、各種補助金申請のサポートを行っております。
「自分の施設が補助対象になるのか分からない」
「エアコンを入れ替えたいが補助対象になるか確認したい」
「LED照明への交換に補助金を活用したい」
「申請書や事業計画書の作成を手伝ってほしい」
といった場合も、お気軽にお問い合わせください。
大分県公式ページ
補助金の最新情報、申請様式等については、必ず大分県公式ホームページをご確認ください。
社会福祉施設等省エネ設備導入支援補助金|大分県公式ホームページ
まとめ
社会福祉施設等省エネ設備導入支援補助金は、大分県内の社会福祉施設、介護・障害福祉事業所、訪問看護ステーション、医療機関、私立学校などが、省エネ設備を導入する際に活用できる補助金です。
通常枠では補助率3/4、賃上げ枠では4/5となり、補助上限額は最大260万円です。
対象設備は、LED照明、エアコン、給湯機器等となっています。
申請期間は
令和8年8月3日(月)から令和8年8月31日(月)まで
です。
申請にあたっては2者以上の見積書取得などの準備も必要になりますので、設備更新を予定している対象施設の方は、早めに制度の活用をご検討ください。
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