令和7年6月6日、「行政書士法の一部を改正する法律」が参議院本会議で可決・成立しました。
この法改正では、行政書士の使命と職責の明文化、特定行政書士による不服申立て代理の範囲拡大、情報通信技術の活用努力義務の新設など、行政書士制度に関わる重要な変更が数多く盛り込まれました。
このような制度改正が実現した背景には、全国の行政書士政治連盟による粘り強い政策提言活動があります。
とりわけ今回の改正は、私たち行政書士の声が「議員立法」というかたちで立法府に届いた成果でもあり、政治の現場に声を届ける仕組みの重要性を改めて実感させられるものです。
この政治的な働きかけを担っているのが、各都道府県の行政書士政治連盟です。
行政書士政治連盟は、特定の政党を支持する団体ではなく、行政書士制度の健全な発展と、業務環境の整備・改善を目的として、超党派の国会議員や地方議員に対し制度改正や施策の要望を行っています。
私たち大分県行政書士政治連盟も日々活動しております。
しかしながら現在、大分県行政書士政治連盟の加入率は全国平均と比べても極めて低い状況です。
このままでは、大分県の行政書士の声が政治に届きにくくなり、制度や業務に関する要望を国や自治体に訴える力が弱まってしまいます。
政治連盟への加入は任意です。ですが、任意だからこそ、加入してくださる一人ひとりの力が極めて重要なのです。
制度を「誰かが守る」時代ではありません。私たち一人ひとりが行政書士の未来を支える当事者であり、行動の積み重ねこそが、制度の安定と職域の拡大を実現する力となります。
政治連盟には年会費6,000円がかかりますが、今回の法改正のように全行政書士が等しく享受できる制度的成果として私たちに還元されています。
大分県の行政書士制度をさらに力強いものとするために、どうかこの機会に大分県行政書士政治連盟へのご加入を真剣にご検討ください。
大分県行政書士政治連盟の副会長である私御姓からのお願いです。
ミセイ行政書士事務所は、大分県の行政書士の皆さまとともに行政書士制度の未来を築いてまいります。
2025年6月8日
特定行政書士 御姓啓二
